医療の窓口

医療の窓口病院の選び方ガイド > 病院と診療所の違い

病院と診療所の違いは病床の数で決まっている

公開 / 医療の窓口 編集部

病院と診療所(クリニック)は、規模の印象ではなく病床の数で分かれています。20床以上が病院、19床以下または入院設備を持たないものが診療所です。いま病院が 7,715件、診療所が 80,155件で、数の上では診療所が10倍以上あります。どちらに行くかを決める材料として、この違いが何に効くかを書きます。

境目は病床の数

割合の分母は、その種別で曜日やホームページが分かる件数です。
病院診療所
病床20床以上19床以下、または入院設備なし
掲載件数7,715件80,155件
1施設あたりの科目数約10.8科目約2.8科目
案内用ホームページ96.2%64%
土曜に開いている割合67.9%89.7%

科目の数の差がそのまま役割の差です。病院は複数の科目を持ち、検査の設備と入院の枠を持っています。診療所は科目を絞り、通いやすさとその日のうちに診てもらえることに寄っています。土曜に開いている割合も診療所のほうが高く(診療所 89.7% に対して 病院 67.9%)、働きながら通う前提の作りになっています。

入院できる診療所がある

診療所のうち 4,335件には病床があります(有床診療所)。合計 59,277床で、1施設あたりは 約14床です。お産や短い入院を診療所で受けている地域があり、「入院なら病院」と決めてしまうと、近い選択肢を落とします。

病院の病床は合計 1,394,378床、1床以上あるのが 7,629件です。病床の数は施設ページに出していますが、一般・療養・精神・結核・感染症の内訳も分かれて入っています。同じ「500床」でも中身が違うので、内訳のほうを見てください。

診療所の病床の欄は、0床と「書かれていない」を分けて持っています。0床と書かれているのが 44,421件、欄そのものが空なのが 31,399件です。空欄を0として数えると、有床かどうかを調べたときに件数が合いません。歯科診療所・助産所・薬局には病床の欄がなく、こちらは0床ではなく列が無いという意味です。

使い分けの考え方

一般的な分かれ方です。個々の施設がそうだという意味ではありません。紹介状が要るかどうかは施設ごとに違います。
困っていること先に当たる先理由
はじめての症状で、どの科目か分からない近くの診療所相談して、必要なら紹介してもらえる
決まった持病で通い続ける診療所通う回数が多いので、距離と曜日が効く
検査の設備が要ると言われた病院科目と設備がまとまっている
入院や手術の予定がある病院/有床診療所病床がある施設に限られる
土曜や夕方しか行けない診療所土曜に開いている割合が高い
大きな病院にかかるときに紹介状(診療情報提供書)を求められることがあります。このサイトはその条件を持っていないので、案内用ホームページか施設への確認が必要です。入っていない条件を「たぶん要らない」と書くことはしません。

同じ市区町村で両方を見る

市区町村のページでは、5つの種別の件数を並べて出しています。1,872市区町村ぶんが同じ形なので、「この街には病院が1件で診療所が20件」といった作りが先に分かります。種別ごとの一覧に進めば、診療科目曜日で絞り込めます。

よくある質問

名前が「○○病院」なのに診療所と書かれているのはなぜですか

種別は届け出の区分で、名前とは別です。病床が19床以下なら、名前に病院と付いていても診療所として届け出られています。このサイトは届け出の区分をそのまま出しています。

病床数が空欄の病院がありますか

病床が1床以上入っているのは 7,629件で、残りは欄が空です。0床という意味ではなく、届け出のデータに入っていないという意味です。空欄を0として並べると、病院が病床なしとして表示されます。

歯科診療所は診療所と何が違いますか

出典のファイルが分かれているので、別の種別として持っています。歯科診療所は 54,637件で、診療所(80,155件)には含めていません。合計したい場合は両方を足してください。

あわせて読む

この記事のもとにしたもの

  1. 厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」オープンデータ
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/newpage_43373.html

数字は表示するたびに掲載データを数え直しています。 入っている版と欠け方は 出典と作り方 にまとめています。